sue-aのブログ

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第3回 救急救命士学力テストの解説

 ⬇こちらの解説です。

 

sue-a.hatenablog.com

 

1.ラリンゲルマスクの使用について正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 換気確認後にチューブを固定する

p.352 (3)方法と手順内⑥で換気確認後、「チューブを正中で固定する」と記載されている。

救急救命士標準テキスト10 p.352〜353

 

2.気管挿管困難症例として最も多い原因はどれか。1つ選べ。

答え 顎関節機能障害があり開口できない。

p.364に、「気管挿管困難症例のもっとも多い原因は、顎関節機能障害による開口障害である」と記載されている。

救急救命士標準テキスト10 p.364

 

3.乳児に対して救急隊員2名でCPRを行う場合の胸骨圧迫と人工呼吸の回数比はどれか。1つ選べ。

答え 15:2

救助者1人の場合は成人同様30:2であるが、2人の場合は15:2で行う。

救急救命士標準テキスト10 p.377

 

4.静脈路確保に伴う資器材の説明で正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 留置針はゲージ数が大きいほど口径が小さい

静脈留置針は口径(太さ)は細いものから、24G(ゲージ)、22G、20G、18Gなどわけられている。

救急救命士標準テキスト10 p.383

 

5.包括的指示下除細動プロトコールについて正しいのはどれか。

答え 充電中に周囲の安全を確認する。

除細動メッセージが出た場合、実施者は充電完了と同時にショックボタンを押せるよう、充電中に安全確認などの準備を済ませておく。

救急救命士標準テキスト10 p.382

 

6.胸痛の発生機序で内臓痛を呈するのはどれか。1つ選べ。

答え 肺血栓塞栓症

体性の胸痛をきたす疾患:帯状疱疹、肋間神経痛、肋骨骨折、胸膜炎、気胸、肺梗塞、心膜炎など

内蔵痛をきたす疾患:【心筋の虚血による】急性心筋梗塞狭心症、【血管に由来する】大動脈解離、肺血栓塞栓症、【消化管由来】胃食道逆流症

救急救命士標準テキスト10 p. 522

 

7.熱中症で集中治療室管理を示唆する症候はどれか。1つ選べ。

答え 企図振戦

熱中症Ⅲ度(入院治療)が必要な症状を3つ挙げられている

・中枢神経症状(意識障害JCS2以上、小脳症状、痙攣発作)

・肝・腎機能障害

・血液凝固異常

企図振戦は小脳症状である。

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熱中症の重症度分類と症状・治療(日本救急医学会)

救急救命士標準テキスト10 p. 817

 

8.精神保健福祉法による入院形態とその条件の組み合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

緊急措置入院は、急速な入院の必要性があることが条件で、指定医の診察は1人で足りるが、入院期間は72時間以内に制限されている。

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精神保健福祉法における入院形態と入院に必要な事項

救急救命士標準テキスト10 p. 38〜39

 

9.心臓死の三徴に含まれるのはどれか。1つ選べ。

答え 呼吸停止

死の三徴は①心拍動の停止、②呼吸の停止、③瞳孔の散大である。

救急救命士標準テキスト10 p. 194

 

10.パルスオキシメーターの測定で適切なのはどれか。1つ選べ。

答え 耳たぶでの測定

パルスオキシメーターでの測定部位として指先や耳朶(耳たぶ)にプローブを取り付けるとの記載がある。

非観血的な測定が可能なのは、血液中のヘモグロビンは酸素との結合の有無によって赤色光と赤外光の吸光度が異なる性質があるから。

救急救命士標準テキスト10 p. 332

 

11.20滴で1mlのドリップチャンバーを使用して静脈路確保を行った。1滴/秒の速度で滴下すると10分間に何ml滴下できるか。1つ選べ。

答え 30ml

20滴で1mlの場合、1滴/秒の速度で滴下すると1分間に3ml、1時間に180mlが輸注される計算。10分間なら30ml。

救急救命士標準テキスト10 p. 383

 

12.救急救命士が行う小児・乳児の心肺蘇生法で正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 胸骨圧迫の速さは1分間に100〜120回のテンポで行う。

速さは100〜120回/分と医療用BLSアルゴリズムに記載している。

救急救命士標準テキスト10 p. 421

 

13.一次性頭痛を来すのはどれか。1つ選べ。

答え 片頭痛

一次性頭痛は器質的(臓器そのものに炎症や癌などがあり様々な症状を出現させている)疾患が見当たらないものを指す。

片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛

救急救命士標準テキスト10 p. 492