sue-aのブログ

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第93回 救急救命士学力テストの解説

 ⬇こちらの解説です。 

sue-a.hatenablog.com

 

1.アルカリによる損傷で誤っているのはどれか。1つ選べ。

答え 酸による中和が有効である

酸・アルカリに対する中和剤の投与は、原則として行わない。中和滴定量が不明であること、中和熱による熱傷の危険があること、皮膚・粘膜内へ浸透した酸・アルカリには効果がないこと、原因物質の特定と中和剤を調達するための時間的余裕がないことなどが理由である。

救急救命士標準テキスト10 p.771

 

2.電撃症について正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 横紋筋融解による挫滅症候群が生じる

通電経路には、広範囲にわたって皮下組織の壊死、筋肉の浮腫、血管壁損傷、循環障害などが起こる。

その結果、コンパートメント(筋区画)症候群による横紋筋融解およびクラッシュ(圧挫)症候群を生じる危険がある。

救急救命士標準テキスト10 p.774

 

3.絞頸について正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 頸部が全周性に絞めつけられて生じる

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縊頸と絞頸

 

救急救命士標準テキスト10 p.779

 

4.小児の成長について正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 脳はもっとも早く発達する

生理学的な特徴の一つに、幼弱な小児ほど頭部が大きいことがあり、0歳児は4頭身、6〜7歳で6頭身、成人で8頭身とされている。

このことは脳・中枢神経がもっとも先に発育することを意味している。

救急救命士標準テキスト10 p.644

 

5.小児の観察について正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 骨髄での造血は生後6ヵ月頃からはじまる

胎生6ヶ月頃から骨髄での造血がはじまる。生理学的貧血は生後5、6ヶ月頃〜1歳過ぎまでにみられる。初経後の思春期女児も生理的貧血となることが多い。

救急救命士標準テキスト10 p.646

 

6.好発月齢が3か月~6か月の疾患はどれか。1つ選べ。

生後6ヶ月までの乳児に好発する内因性疾患であるが、窒息などと判別が困難であるために、社会的にも問題となるのが乳幼児突然死症候群SIDS)である。

生後3〜4ヶ月に発症のピークがあり、睡眠中に突然死状態になる疾患であり、発見が遅れると蘇生に反応しなくなる。

救急救命士標準テキスト10 p.655

 

7.虐待を受けている子どもの特徴はどれか。1つ選べ。

答え 単独行動での万引き

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被虐待児の特徴

救急救命士標準テキスト10 p.657

 

8.小児の急性喉頭蓋炎でみられる特徴的な症候はどれか。1つ選べ。

答え 犬吠様咳嗽

クループ症候群・急性喉頭蓋炎では犬吠様咳嗽で咳き込みが強い症候がみられる。

救急救命士標準テキスト10 p.652

 

9.高齢者のせん妄の特徴について正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 環境変化が原因となる

せん妄とは軽度の意識障害に幻覚、妄想、興奮などを伴った状態のことである。

種々の身体疾患、向精神薬の投与、入院などの突然の環境変化などが引き金になる。

救急救命士標準テキスト10 p.663

 

10.骨粗鬆症の傷病者に発生しやすい骨折部位はどれか。1つ選べ。

答え 腰 椎

骨粗鬆症の傷病者で発生しやすい骨折では、脊椎の圧迫骨折(胸腰椎移行部付近に好発)、大腿骨近位部骨折(大腿骨頸部骨折と大体骨転子部骨折)、手関節部の骨折(橈骨遠位端骨折など)が代表的である。

救急救命士標準テキスト10 p.664

 

11.加齢に伴う身体機能の変化について正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 脂腺機能の低下

皮膚組織は全体的に萎縮して薄く、しわが目立つようになり、頭髪のメラニン色素産生が低下すると白髪になる。汗腺機能の低下は暑い時期の体温調節に支障をきたしやすい。脂腺機能の低下は皮膚の乾燥をもたらす

救急救命士標準テキスト10 p.658

 

12.前立腺肥大症について正しいのはどれか。1つ選べ。

答え 飲酒が原因で尿閉を来すことがある

アルコールは前立腺をうっ血させて尿を出にくくさせます。

前立腺肥大症の人がアルコールを飲みすぎると、尿意はあるのに尿が1滴も出ない苦しい状態に陥る可能性がある。

引用:前立腺肥大と薬

救急救命士標準テキスト10 p.602

 

13.認知症の中核神経症状はどれか。1つ選べ。

答え 見当識障害

認知症の中核症状は主に記憶、見当識、理解判断力、実行機能などの障害である。これらが障害されることにより、周囲の出来事の把握が困難になる。

救急救命士標準テキスト10 p.662

 

14.1歳2か月の男児。上肢をガクガクと屈曲させていることに母親が気づき救急要請した。救急隊到着時観察所見:症状は消失し、眠っている様子である。意識JCS20。 呼吸数28/分。脈拍102/分、整。血圧98/58mmHg。体温39.8℃。SpO2値97%。観察中に母親の呼びかけに答え、母親に抱きつき泣き始めた。

この病態について誤っているのはどれか。1つ選べ。

答え 症状消失後の睡眠では瞳孔散大を認める

痙攣や意識障害が継続している場合には、瞳孔は散大し、対光反射が鈍いか消失しているが、痙攣後睡眠の場合には瞳孔径は正常であることで判別される。

救急救命士標準テキスト10 p.649

 

15.3歳の男児。2日前から発熱、鼻汁および嗄声が出現し、本日夕方から激しく泣いた時に犬の遠吠えのような咳を認めたために心配となり母親が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。陥没呼吸やチアノーゼは認めない。呼吸数24/分、浅 表性。脈拍96/分、整。血圧96/76mmHg。体温37.8℃。SpO2値98%。軽度の吸気性喘鳴を認める。

考えられる疾患はどれか。1つ選べ。

答え クループ症候群

クループ症候群は、急性に発症する喉頭の狭窄に基づく犬吠様咳嗽(犬の遠吠えのような咳、オットセイやアシカの鳴き声のような咳)、吸気性呼吸困難などを呈する疾患群である。

救急救命士標準テキスト10 p.651

 

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