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消防士1日の仕事を徹底解説【結論は筋力、体力は必要です】

■消防の仕事で筋力、体力は必要?

■出動していないときは何してるの?

■ご飯はいつ取ってるの?

■寝る時間はあるの?

こんな疑問を解決します。

✓記事の内容

・消防士|1日の流れ【結論、業務内容によって異なります】

・消防士|1日の仕事で辛いと思うこと

・消防士の1日の流れが知りたい人がよくする質問

私(SU-E)は元消防士。消防士/救急隊員の働き方や生活のリアルを発信しています。

今回の記事構成にあたり、消防署に現役で勤務する消防士からの情報に基づいて執筆しています。

この記事を読むことで消防士がどういった仕事をしているのか知れます。

「消防士 1日の仕事」Google検索すると表示される上位記事の内容は、ざっくり過ぎるのと、記載してある内容の信頼度が低いと感じました。

令和3年5月時点において、現役消防士目線でリアルな消防署の1日を発信できればいいなと思っています。

それでは行きましょう!

 

消防士|1日の流れ【結論、業務によって異なります】

消防士の1日の流れですが、まず結論から話しますと、

「業務によって内容は大きく異なります」

その業務内容とは、消防では2通りの働き方があり、

・消防、救急、救助といった災害対応する交替制勤務の職員

・事務担当の毎日勤務職員

上記にわかれます。

https://www.city.oita.oita.jp/o212/20200715-1.html

上記図をみていただくとわかりやすいかと思います。

今回、みなさんが知りたいのは災害対応する交替制勤務職員の仕事の1日のはず。

記事内では「災害対策する交替制勤務職員の仕事の1日」を解説していきます。

【8:30~12:00】

災害対応する職員の勤務時間は、朝8:30から翌日朝8:30までの24時間。

勤務日の職員は、昨日まで勤務していた職員から引き継ぎを受けます。

そして、使用車両の点検を行い、点検後にミーティングを行う流れです。

新型コロナウイルス感染対策が取り上げられ、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置等が発令されている状況下において、引き継ぎ者は各車両の隊長のみで対応しています。

それ以外の職員は、一旦仮眠室や食堂といった場所で過ごし、当日勤務隊と仕事が終わる隊とで接触を避ける対策を行っています。

ミーティングで大まかな業務内容の確認を行い、それから各担当ごとに行動していきます。  

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日課としてやっていることは、各担当車両の資器材点検です。救急では車内消毒を加えて実施しています。

救助隊は資器材が多いため点検する資器材も多いので時間もかかります。」

 

【点検後】

点検後は、事務作業を行っていきます。

例を挙げると、

・来庁者の対応 ⇒ 消防訓練や救急訓練の受付、消防設備の点検・設置

・各出動報告書の作成作業(出動があった時や、前当務に作成できなかった出動記録書の作成)

・物品購入/資器材の修繕/緊急車両の点検 など実施する時の起案作成

上記のような事務作業です。

さらに事務作業を深堀りしていくと、4つの業務内容にわけられます。

事務作業とひと括りに話していますが、各担当でやることは多く、毎日同じ作業をしているわけではありません。

主な内容は担当ごとに分類されています。

下記で説明するのが主な業務内容です。

警防業務(訓練実施計画作成など)

査察業務(管轄区域の消防査察を実施するための資料作成など)

庶務業務(勤務編成表の作成など)

救急業務(救急出動記録の作成、救急統計の集計など)

事務作業以外には、訓練も行っています。

訓練は各担当ごとに異なります。

✓消防隊

・放水訓練

・火災想定訓練

✓救助隊

・クレーンを用いた要救助者救出訓練

・施錠された乗用車からの救出訓練

✓救急隊

・現場想定訓練

・心肺停止傷病者対応訓練

【12:00~13:00】

昼休憩の時間です。

昼休憩は、各自お弁当持参、出前を注文しています。

各所署によっては、有志を募りそばやうどんを自分たちで作っているところもあります。

【13:00~17:15】

午後も【8:30〜12:00】で紹介してきた内容で終わっていないことを行います。

この間も出動要請があれば出動します。

正直、時間が足りません。

全ての作業は終わらないことが多いです。

【18:00~22:00】

夕方にも車両点検を行っています。いざ出動する時には車両の不備があると出動できませんよね。

だから行います。

そこから各自、食事を済ませた後に各個人でやり残している作業や、やりたい事を行っていきます。

・トレーニン

・結索訓練で上手くいかなかった訓練を自主トレーニン

・やり残している出動記録票の作成

たとえば上記のようなこと。

もちろん、シャワーを浴びてカラダをきれいな状態にする等、衛生上で必要なことも、この時間に済ませています。

ちなみに、消防士はトレーニング後によくプロテインを摂取しています。消防士がなぜプロテインを摂るのかについて↓の記事で解説しています。

関連記事>>消防士にプロテインって必要?【結論はあって損なし】

【22:00~5:00】

夜間勤務の時間です。

この時間、皆が起きて勤務するのではなく、1時間または2時間単位で勤務時間を割り、他の職員は休息を取るようにしています。

たとえば、

受付業務22:00~23:00。その後は仮眠時間。

「とはいえ、若手職員は22:00ぴったりに仮眠室へ向かうのをよく思わない人も多く、若手職員の寝る時間は23:00~0:00くらいになっていることが多いです。」

      

 

【5:00~8:30】

他のサイトで6:30まで仮眠していると書いてあることも多いですが、正確な勤務時間は5:00~8:30までです。

ただ、出動しっぱなしの時など少し起きる時間を配慮して6時まで寝かせる等、臨機応変に対応しています。

朝起きてから、主にやっていることを挙げておきます。

ただし出動している隊もいるので、絶対にやっていることではありません。

庁舎の外回りを清掃する

朝食を摂る

緊急車両を掃除する

ですので消防士の朝は早いです。

消防士|1日の仕事で辛いと思うこと

消防士をやっていて「辛いなぁ」と思う点をまとめました。

✓寝る時間はあまりない

夜間帯は仮眠できるが時間は短いです。平均すると4~5時間くらいではないでしょうか。

✓基本、体力仕事

消防士は体力勝負です。体力だけでなく気力もないとやれない仕事だと感じます。

✓暑い火災現場

真夏の火災現場を経験しましたが、体力なければ、消火活動する側が倒れてしまいます。しかも重い空気呼吸器など使用しながらの活動ですから、それ相応の体力・筋力は必要です。

✓長時間、病院が決まらない救急現場

今の時代は、「発熱」をキーワードとして病院が決まりづらい状況下です。

現場滞在6時間以上となるケースも少なくありません。その間、「飲み食いができない」、「トイレにも行けない」過酷な状況下で活動します。

✓冬場の火災現場。鎮火後の残火処理

消防のどんな仕事をやっても現場活動は間違いなく体力を必要とします。こういう時も「辛いなぁ」と感じます。

✓実際、「出動して帰ってきたら、すぐ出動する」これを繰り返すことも少なくない

救急出動や火災出動が連続して発生した時の話。活動時間が短ければいいですが、1〜2時間の活動する出動が2件、3件と続くと食事も摂れず、活動することもあります。この時は辛いです。

✓事務作業の手が止まるため、24時間勤務といえど作業が終わらないことも多くある

事務作業をしていても、途中で出動があると滞ってしまいがち。集中力を持続する環境は作りづらいのが消防の仕事です。出動すると活動記録票を作成しますが、1日で終わらないこともあります。

✓休憩時間はあっても署内で過ごさなければならず自由な時間ではない

「24時間の勤務中、休憩時間はあるので、ずっと働いているわけではないからいいじゃない?」

と思われるかもしれませんが、そうではありません。

休憩時間だからといって、買い物へ行くこともできません。出動指令が鳴れば、食事中であろうと仮眠中であろうと関係なく出動しなくてはなりません。

「冬場、シャワーを浴びている途中での出動は風邪を引くくらい寒かったです。」

 

✓24時間一緒に過ごすため人間関係がこじれると精神的に病む人も出てくる

ここで思い悩む人も多いです。

詳細は別記事で紹介しています。

「ここから共通してくることは、体力と気力が必要なことです。」  

    

「消防士も事務ができないといけない」とは言われるようになりましたが、本質部分は体力仕事です。

別に、

「マラソン10キロ以上走れないといけない」

「ベンチプレス70キロ以上挙げるのが基本」

など言うつもりはありません。

ただ、上記のような消防の活動動画などを観ていただけるといいと思いますが、「こういう活動はするのだな」と理解して体力や筋力をつけないといけません。

 

消防士の1日の仕事の流れが知りたい人がよくする質問

消防士の1日の仕事の流れを知りたい方がよくする質問についてまとめました。

消防の仕事で筋力、体力は必要?

ここが1番伝えたいところですが、筋力、体力は必要です。

先に伝えたように、火災現場や長時間の救急現場を乗り切れるタフさは必要不可欠です。

音を上げていては人を救うことはできませんからね。

出動していないときは何してるの?

出動していないときは、基本的に事務処理や訓練などに時間をあてています。

また、救急訓練で職員が出向して指導することもあり、そのような時にも出動以外で活動しています。

※救急訓練は、2021年5月 現在は中止しています。

ご飯はいつ取ってるの?

ご飯は、昼・夜・勤務明けの朝、一般人と同様に3食を食べています。

もちろん、出動指令が鳴れば出動することになりますが。

それに、出動が立て続けにあれば昼食抜き、夕食抜きになってしまうこともあります。

 

 「特に、救急隊は多いですね!」

 

救急の時の話ですが、

昼食が15時30分くらいになってしまい、昼食は食べず、夕食とまとめて食べたこともあります。

そういう時もあるので、

・間食を積極的に摂る

・病院到着後、合間を縫ってジュースなど水分を摂る

上記のような対応をして、”救急出動の質”が落ちないように工面しています。

寝る時間はあるの?

結論、仮眠時間はあります。平均4~5時間でしょうか。

仮眠時間は、各個人で夜間勤務する時間が異なります。

【22:00〜5:00】の見出しでも解説していますが、

22時から23時までの間、受付業務や通信指令室の補助を行います。

その後は仮眠時間。

この後も時間をわけて勤務する形です。

【夜間勤務時間割表】

23:00~0:00

0:00~1:00

1:00~2:00

2:00~3:00

3:00~4:00

4:00~5:00

「正直、0:00から勤務する人は、22:00から2時間だけ仮眠して戻ってくるという人は少ないです。」

 

ですので、仮眠時間は4~5時間になっている人が多いです。

まとめ

今回は消防士の1日の仕事を深堀りしていきました。

振り返ると、

消防の仕事をやることに関して、確実に体力、筋力は必要です。

ムキムキな筋肉が必要と言っているわけではありませんが、現場活動を乗り切れるだけの体力や筋力は必要という話です。

ですので、消防士を目指す人はしっかりと体力、筋力をつけましょう。

今回は以上です。